・黄体機能不全などでプロゲステロンの低下やホルモンバランスのくずれでおこる生理不順、無月経の時に生理のリズムを取り戻したり、子宮内膜を充実・維持して剥がれにくくすることで月経以外の出血をおさえたり、黄体ホルモンの不足による不妊症を改善するお薬です。
子宮筋の緊張をゆるめ妊娠を維持する働きをして流産や早産を防ぐお薬です。
・体外受精や顕微授精などで黄体を補充するために使います。
体外受精や顕微授精の治療をするとき、卵巣刺激で大きくなった卵胞が排卵しないようにナサニールやスプレキュアなどを投与しますが排卵を抑えることで黄体機能不全をおこしやすくなります。
そこで黄体ホルモン剤を補充する目的で黄体ホルモン剤が使われます。
内用薬 黄体ホルモン製剤:ルトラール プロスタール プロスタールL
★適応・用法・用量
無月経、月経周期異常、月経困難症、卵巣機能不全症、黄体機能不全症による不妊症
1日2~12mgを1~3回分服
★作用機序
この薬は黄体ホルモンで、子宮内膜を充実・維持して生理のリズムを取り戻したり、黄体ホルモンの不足による不妊症などを改善するお薬です
★副作用
血栓症 気分が悪くなる
内服薬 黄体ホルモン製剤:デュファストン ノアルテン ヒスロン プロベラ
★適応・用法・用量
無月経、月経周期異常、月経困難症、黄体機能不全症による不妊症
デュファストン 1日5~15mgを1~3回に分服
ノアルテン 1日5~10mgを1~2回に分服
ヒスロン プロベラ 1日2.5~15mgを1~3回に分服
★作用機序
この薬は黄体ホルモンで、子宮内膜を充実・維持して生理のリズムを取り戻したり、黄体ホルモンの不足による不妊症などを改善するお薬です
★副作用
肝障害・肝疾患
注射薬 黄体ホルモン製剤:プロゲホルモン ルテウム プロゲストン
★適応・用法・用量
無月経、月経困難症、機能性子宮出血、黄体機能不全による不妊症
1日10~50mgを1~2回に分け筋注
★作用機序
この薬は黄体ホルモンで、子宮内膜を充実・維持して生理のリズムを取り戻したり、黄体ホルモンの不足による不妊症などを改善するお薬です