春の養生法

春の養生法 (暖かくなる前) 

2月4日に立春をむかえましたが、まだまだ寒い日がつづきますね。

春は生じ、夏は長じ、秋は収し、冬は蔵する」。中医学では四季をこのように捉え、それぞれの特徴にあった養生法を考えます。

春は四季の中でも一番長い季節です。

だから暖かくなる前と後では養生法も変わってきます。
冬は厳しい寒さで陽気が抑えられ、陰気が盛んになり活発な活動でエネルギーを消耗することは避けて静かに「蓄え」てきました。

春は「木」に属する季節です。万物が伸びやかに生まれ育つ時期で、新陳代謝も活発になり、体内の陽気も動き始めます。

暖かくなる前の今の時期はからだに溜まっている老廃物をデトックス(排出)したり解毒していきましょう。

《からだの養生》

冬の間、寒くてあまり体を動かさずにいた人も、少しずつ体を動かすようにしましょう。

早起きを心がけて、朝日を浴びて、春の陽気を胸いっぱいに吸い込こみましょう。

《食養生》

解毒・デトックス効果には、春先に芽吹く山菜類がおすすめです。

山菜には苦味があったり、アクの強いものがある物が多いですよね。

これは、植物性アルカロイドがたくさん含まれているからです。

他にビタミン類や鉄、マンガン、ゲルマニウムなども豊富。

抗酸化力や解毒作用があります。

冬眠を終えて起き出した動物たちが最初に口にするのが

これらの山菜です。

自然界ってすべてに意味があって成り立っているのですね。

湯がいて酢味噌和えにするもよし。

さっとてんぷらにして天日塩で食べるもよし。

春先の今の時期、ぜひ山菜を食卓の一品に加えてくださいね。

*主な山菜:タラの芽、ふきのとう、ふき、行者にんにく、こごみ、

せり、たけのこ、ゼンマイ、クレソン、かたくり、いわぶき、明日葉、

あけび、三つ葉、つくし、など。

 

にこにこ薬唵  神戸  漢方薬店  不妊