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夏の養生法
立夏から立秋までの3ヶ月を暦の上では夏といわれています。
夏は、万物が成長し緑豊かになり花を咲かせます。ヒトの陽気も全開してエネルギーが体中を巡ります。
夏のトラブル(夏バテ、夏負け、暑気あたり)
室内外の温度差や汗のかきすぎ、熱帯夜による寝不足が原因で全身のだるさや、疲労感、食欲不振などの症状が起こりやすくなります。
暑いからといって冷たい飲み物や食べ物ばかり食べるのは控えましょう。
クーラーをガンガンにかけて冷やし過ぎは避けましょう。
食欲がなくても、量より質。良質なタンパク質やビタミン類をたっぷり摂りましょう。
疲れをためないように、夜は早く休みましょう。
中医学的には夏のトラブルは「心」が弱ります。
中医学でいう「心」は
①全身に血を送り体温を保つ
②精神、理性、意識などを司る 働きをしています。
「心」が弱ると動悸や息切れ、不整脈、驚きやすくなったり興奮状態になります。
また、夢ばかり見て寝不足、口渇、おしっこの量が少なくなり濃い黄色になったりします。
夏は体にこもった熱をさまし、紫外線で体が錆びることを防ぐことが大切です
「心」は赤い食材と苦みを好みます。
夏が旬のカラフルな色をした実野菜は、体の火照りをとり錆を防いでくれます。(抗酸化作用)
次の季節(秋)に影響がでる「肺」も守るため
少しピリ辛味にして毛穴を開き汗を出して発散させましょう。
【おすすめ食材】
体のほてりを冷ます食材 ウリ類(きゅうり、なす、トマト、冬瓜など)
利尿作用がある食材 ウリ類 豆類 (小豆、緑豆、大豆、黒豆)
胃腸を温める食材 生姜 香辛料
夏向き調理法
=あっさり、さっぱりのど越しよく=
手作り野菜ジュース・和えもの・冷製スープ
ゼラチンや寒天寄せ・しゃぶしゃぶ
焼きナスにポン酢ジュレ
もやしのナムル
そうめんに夏野菜と生姜添え など