3月8日は「みつばちの日」。
これも語呂合わせで全日本はちみつ協同組合と日本養蜂はちみつ協会が制定しました。
みつばちといえば、「はちみつ」がどなたでも頭に浮かんできますよね。
そして、たいていの人が食べたことがある健康食品の代表格ですよね。
今日は、そんな誰でも知っている「はちみつ」を漢方薬の話としてお話いたしましょう。
だって、うちは漢方薬店ですからね(笑)
はちみつは、ヨーロッパミツバチまたは、トウヨウミツバチがその巣に集めた糖蜜を採集したものです。ミツバチは花の蜜を吸って一旦胃の中に入れて巣に帰ってから吐きだします。
その時に唾液中の酵素の力で蜜のショ糖は転化糖にかわります。
そして、脂溶性以外のビタミン類やアミノ酸、ミネラル、酵素など豊富な栄養が含まれているのです。
中国の最古の薬物書『神農本草経』に次のように記載されています。
「心腹の邪気、諸驚癇痙を主治し、また五臓を安んじ、諸々の不足を主治する。気を益し、中を補い、痛みを止め、毒を解し、衆病を除き、百薬を和す。久しく服用すると志を強くし、身を軽くし、飢えることなく、老いることもない」と記されています。
ちょっと、難しいでしょうか?なんとなく言っていることはお分かりになると思います。
すごい昔から使われていることがお分かりになられたと思います。
漢方では、肺を潤してくれて咳を止めます。
腸を潤し便秘を解消してくれます。口内炎や胃の痛み、火傷を緩和してくれます。
滋養強壮薬として他の生薬と組み合わせて使われたり、漢方薬を飲みやすく味を調整するために使われています。
八味地黄丸のような丸剤を作るときのつなぎに使われたり、外用薬、クリームなどの基材に使われています。
栄養豊富なはちみつですが、体に良いとはいえ食べ過ぎは糖の摂りすぎになるので注意してくださいね。
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