12月に入り年末調整を提出したり、ふるさと納税の申し込みに駆け込んだり、いろいろお金ことを考える機会が増えてきました。
ご主人のボーナスまたはお仕事をされている方はご自身のボーナスが入ることが楽しみですが、クリスマスやお正月の準備にでていくお金も気になりますね。
ところで、不妊治療の助成金があることをご存知ですか?
受診のたびに検査があったり、お薬の代金が治療によっては高額であったりと、想定外にお金がかかっているわ。という方もおおいと思います。
今日のお客さまは、不妊治療専門クリニックで治療中のタカコさん。
40歳。看護師さんです。
にこにこ先生
「タカコさん、お仕事忙しいねぇ・・・
お昼間だけのパートとか医院の看護師さんとかお仕事の負担をもう少し軽くすることは考えられないかなあ。」
タカコさん
「にこにこ先生、わたしもそう思うんですけれど・・・
でも、体外受精を受けるためには、働かなきゃお金が続かないんです。
今、かかっているクリニックでは体外受精1回あたり30万円もかかるんです。
もう2回だめだったし。
年齢のことも気になって早く赤ちゃん欲しいし。」
「そうなのね。
タカコさん、不妊治療に対して特定不妊治療助成制度といって都道府県や市などの自治体が費用の一部を助成してくれること、知ってる?」
タカコさん
「そうなんですか?!
助かります。仕事が忙しくて調べることしていなかった。」
にこにこ先生
「神戸市では所得制限なくなったようだけれど自治体によっては夫婦合わせて年収が730万円未満というところもあるのよ。
助成を受けるためには、
①婚姻関係にある夫婦
②治療を始めた妻の年齢が43歳未満であること
2つの条件をクリアしていないとだめなのよ。」
タカコさん
「うわぁ~よかった!
わたしは、なんとかもらえる対象のようだわ。」
にこにこ先生
「よかったわね。
年令によって、もらえるお金と回数が変わってくるからね。
例えば、神戸市ならば
40歳未満で治療を始めた人は43歳まで通算6回
40歳~42歳で治療を始めた人は43歳まで通算3回
43歳以上で治療を始めた人は 対象外
助成限度額はそれぞれ変わるのよ。
東京都では1回の治療費について15万円だけど初回は30万円出たりと金額や回数について自治体で違うからご自身でちゃんと調べる必要があるわね。」
タカコさん
「へぇ~そうなんですね。
でも、いただけると助かるし仕事の形態も考えられるかもしれません。
ありがとうございます。」
にこにこ先生
「そうね。しっかりと調べてみてね。
ちなみに男性の不妊治療についても助成金があるのよ。
でも、特定不妊治療費助成と同時に申請をする必要があるようだから、そこも確認してみてね。」
タカコさん
「今日はありがとうございました。助かります。」
にこにこ先生
「お役に立ててよかったわ。
うまく利用して仕事もセーブしてね。」
妊活で仕事とお金の問題はつきものですね。
体力温存をとるか、お金をとるか・・・
なかなか決めれるものでもないし、わたしも口を出せる範囲に限りがあります。
ただ、利用できるものは利用していただきたいものです。
住んでいる自治体によっては、都道府県と市や区の両方からの助成を受けることができるところもあるようです。
それぞれで申請しないともらえないので、しっかりとチェックしてくださいね。
お給料以外の所得も関係しますよ。
そもそも、年収と所得は違うからよくみてね。
治療の途中で引っ越した場合なども両方の自治体で確認しましょうね。
(記:薬剤師・和学薬膳®博士 森川彰子)
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