食事に使う「あぶら」の話

こんにちは。

最近、身近で使い慣れた「サラダ油」の健康への影響が語られ始め、「オリーブオイル」がいい。ヨーロッパではスプーン1杯を毎朝飲む健康習慣があると言うのでオリーブオイルに変えました。

すると、オリーブオイルの産地やラベルの偽装。オリーブの実は傷みやすいのに大量生産を行うために長期保存するために品質が悪かったり、さまざまなものが添加されたものがあるといいます。

いったい何を使えば体に安全なのでしょうか?

よく耳にする「飽和脂肪酸」はがっちり結合していて常温では固体です。

だから、熱による酸化されにくいあぶらです。

熱帯地方のココナッツオイルや体温の高い恒温動物の脂(ラードやバターなど)は飽和脂肪酸です。

昔は飽和脂肪酸はコレステロールを増やすと言われていましたが飽和脂肪酸にも牛肉に含まれるステアリン酸のようにHDLの働きを促し、LDLを減らすものもあるという事がわかってきました。

熱いお料理の調理に使えば酸化しにくく良いそうです。

一方「不飽和脂肪酸」は室温では固まりにくく体内では液体です。

血中の中性脂肪やコレステロール値を調節する働きがあるといわれています。

化学構造の違いから「オメガ9」「オメガ6」「オメガ3」と分類され数字が大きいほど低温で固まりやすく、数字が小さいほど固まりやすいが熱に弱く酸化しやすくなります。

オリーブオイルはオメガ9

サラダ油はオメガ6

エゴマ油や亜麻仁油はオメガ3に分類されます。

不飽和脂肪酸のうちオメガ3とオメガ6は体内では作りだせない油で「必須脂肪酸」と呼ばれています。

最近オメガ6には炎症作用や血を固める凝固作用があり、アレルギーや糖尿病、癌、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす原因となると言われています。

私たちは冷たいお料理にオメガ3を振りかけて食べる方法がいいということです。