妊活中に献血しているんだけど・・・

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8月21日は「献血の日」

皆さんは献血ってされたことがありますか?

献血はヒトの大事な命を救うことのできる誰にでも善意でできる行為ですよね。

また、血液を検査してもらえるので自身の健康チェックもできて一石二鳥です。

 

私が若い頃、義父が手術を受けたときに多くの人の血液をいただき輸血をすることで一命をとりとめました。こころからありがたいと思い、それから、わたしも何度も何度も献血をしました。昔は赤い献血手帳というものがあって、何冊もたまりました。

 

お店に来られるお客さまのなかにも、献血を定期的にされておられるかたがおられます。お父様がやはり輸血で助けられたとのことでした。

 

しかし・・・

 

ちょっと まったぁ

 

 

赤ちゃんを授かり、元気に出産するためには、たくさんの血が必要なんです!

 

血液の赤血球のなかに存在するフェモグロビン(鉄+たんぱく)の量と血液が酸素を運ぶ力がほぼ比例することから、フェモグロビンの値で貧血であるかどうかを判断しています。

 

血液検査で「ヘモグロビン値が正常値範囲だから貧血ではありませんよ」と言われても、実は体の中の血の貯蔵庫(つまり銀行)に血が足りないと赤ちゃんはなかなか授かることはできません。

 

いつも、お客さまにこのようにお話をさせていただきます。

 

日常の生活、例えば食費や光熱費や流行のお洋服、美容室代、お化粧品代はご主人やあなたのお給料で十分お金は回るかもしれません。

 

しかし、一軒家を建てたい、マンションを購入したい、高級車を買いたい・・・

そんなときに、大抵の人は銀行に預金がないと買えませんよね。

 

そんな預金にあたるのが「フェリチン」と呼ばれる貯蔵鉄、そして普段のお給料が「フェモグロビン」なのです。

この預金が少ないと妊娠や出産という「血」がたくさん必要なときにフェモグロビンが不足しても応援することができません。

 

女性は10歳代で初潮を迎えます。

それから、毎月のように生理で「血」が失われます。

生理による1ヶ月あたりの出血量は平均45mlと言われています。そのときに失う鉄の量は約20mgと言われています。

 

たいていの女性は30歳半ばになると貧血気味になるのです。

 

400ml全血献血した場合、もとに戻るのに約1ヶ月かかると言われています。

 

献血は、私たちのまごごろでできる素晴らしいことです。

 

機会があればぜひしていただきたい。

 

でも、赤ちゃんを授かるためのからだ作りをしている間、そして出産、子育ての間はしばらくお休みしてくださいね。

(記:薬剤師・和学薬膳®博士 森川彰子)

 

 

毎日のちょっとした心がけで健康な体作りができます

 

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