漢方薬って副作用がないってよくいわれます。
でも、そんなことはありません。
もともと、私たち人間が自分たちに不都合な作用を副作用として分類しただけなのです。
例えば、私たちは頭痛や生理痛の時に、痛み止めを飲みますよね。
それは、お薬の中の痛みを止める作用を目的に飲んでますよね。
そのお薬には他にも、熱を下げる作用や胃をあらす作用や眠くなる作用があります。目的の作用が主作用でありそれ以外が副作用になります。
だから、熱がでてきて下げたい時に、解熱を目的で飲むと上記では副作用である熱を下げる作用が主作用であり、痛みを抑える作用は副作用でもあるのです。しかし、一般的には眠気や胃をあらすという不都合な作用を私たちは副作用と言っていますよね。
漢方薬にも副作用はあるのです。
血圧を上げたり、肝臓や胃に負担がかかったりするものもあります。
また、妊娠時には胎盤をとおして赤ちゃんに移行したり、授乳中におっぱいに出てくるお薬もあります。
漢方薬のエキス剤ではほとんど心配がないとされていますが、「瘀血」を改善する“紅花” “牡丹皮” ”桃仁”などは流産や早産の恐れがあると言われています。
便秘に使われる”大黄” ”芒硝”は子宮を収縮する作用があります。
”附子”は体をあたためる働きがありますが動悸を招くことがあります。
お薬を服用する時には、自分の体質や症状に合った物を選ぶことにより、副作用対策もできます。ドラッグストアーで気軽に手に入る時代になりましたが、薬剤師や登録販売員に相談されるのもおすすめですよ。
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