妊活と紫外線

桜の便りも各地に届き始めました。

日差しもまぶしく、日焼け止めや帽子が必要な季節の到来ですね。

紫外線は8月にかけてどんどん増えてきます。日焼けやシミ、そばかす、しわなど気になりますが、

紫外線は、悪さばかりではなく適量ならば授かる身体づくりの強い味方です。

私たちの細胞の中にあるエネエルギー工場であるミトコンドリアが栄養からATPという活動エネルギーを産生し、卵子の成長、受精卵の分裂、胎児の成長のエネルギーになります。

太陽の光(紫外線)の働きが、栄養素からATPの産生に大きくかかわっているのです。

 

また、栄養素の1つ

ビタミンDは骨を強くする栄養素で知られていますが、妊娠に深くかかわることが国内外の研究で分かってきました。

子宮内膜や卵巣、胎盤、精巣に作用して卵の発育、着床率、流産予防などに関与しているのです。

ビタミンDは食べ物から摂取する以外に太陽の紫外線の作用で皮膚から作られます。

日焼けが気になるとは思いますが。せめて太陽に手の平をむけて、日光を浴びてくださいね。

 

にこにこ薬唵 薬剤師 森川彰子