カニとエビ

そろそろ、蟹のシーズンも終わりでしょうか・・・

冬のおいしい食材の蟹と海老。

どちらも海で生息しているし、茹でると赤くなるし甲殻類なので、食養生について勉強するまでは同じ効能だと思い込んでいました。

栄養成分はどちらもタンパク質やカルシウムが豊富。

しかし、中医学的には海老は体を温め気の巡りをよくして血行不良を改善します。

腎の働きをアップして精力を高めるので気力・体力アップです。
一方、蟹は体にこもった熱を冷やす働きがあります。肝にこもった熱をとりうっ血を改善、炎症や化膿を改善してくれます。

どちらにも、タウリンが豊富に含まれて疲労回復、血圧降下、コレステロールの抑制効果があります。

そして、殻にはキチン・キトサンという食物繊維が含まれていて、免疫力アップをしたり整腸作用もあります。

どちらも、殻ごとスープや鍋料理にしてスープを飲むといいですね。

蟹は生姜と一緒に食べると体を冷やしすぎることもありませんし、生姜には温める働きと食中毒を予防する働きもありますよ。