みなさん、こんにちは。
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
今朝はクリニック受診の帰りにとし子さんがお店にやってこられましたよ。
とし子さんは41歳妊活2年目です。
「にこにこ先生、こんにちは。
今、クリニックからの帰り道なんですけれどお時間大丈夫ですか?」
「あら、とし子さんこんにちは。
どうぞ、次のお客さままでに30分ほど時間あるわ。
どうされたの?」
「実はね。今日クリニックで風疹のワクチン接種をしたんです。
風疹の抗体がどうやらなっかたみたいで。
でも、 2ヶ月は避妊が必要って言われたんです。
年齢が年齢だけに2ヶ月待つってちょっとキツイなあと落ち込んで帰ってきたんです。」
「まぁ・・・そうだったのね。
現在の子どもたちは予防接種を2回受けているんだけど、今の年齢が29歳以上の人は小児期に予防注射を1回しか受けていないのよね。
女性の57歳以上の人や男性なら40歳以上の人は予防注射を受けておられないのよ。
だから、風疹にかかっていなければ抗体を持っていない場合があるからねぇ。」
「そうなんですね。わたし風疹にかかったことがあるのかどうかわからないわ。でも、2ヶ月も妊活をお休みするなんで、ほんとうにイヤ。焦ってしまいます。」
「とし子さん、妊娠20週までに万が一風疹にかかってしまったらね。
先天性風しん症候群といって、妊婦さんの血液中のウイルスが体内の赤ちゃんんにも感染して、生まれてくる赤ちゃんの眼や耳、心臓などに障害がでる恐れがあるのよ。
その割合は、妊娠1ヶ月でかかった場合は50%以上、妊娠2ヶ月では35%といわれているからね。かかると怖いよね。でも予防接種も大事なんだけど、つらいよねぇ・・・難しいよねぇ・・・
今年はコロナの影響で人の動きも少ないし、外国からの訪問される人もいないので、風疹にかかられている人は少ないみたいだけどね。
国立感染症研究所 感染症疫学センター
2020 年第23 週の風疹報告数
2020 年第23 週(6 月1 日~6 月7 日)の風疹報告数は1 人であった。遅れ報告も含めると、第1~23
週の風疹累積患者報告数は77 人であり、第22 週から1 人増加した。(図1、2-1、2-2)。第23 週に診断
されていても、2020 年6 月11 日以降に遅れて届出のあった報告は含まれないため、直近の報告数の解
釈には注意が必要である。
風疹にかかったことのない人がワクチンを接種してしっかり抗体ができると、生まれてくる赤ちゃんにも生後半年くらいまでは免疫が残っていて守られるそうよ。
じゃあ、とし子さん、この2ヶ月を体を整える時間をもらえたと思ってみてはいかがかしら。」
「にこにこ先生、ふぅ~ん、そうですよね。
ありがとうございます。体を整えていくことにしますね。
それなら、妊娠を心配することもないので、ちょっと2泊3日くらいの旅行の計画も立てようかな・・・」
「あら、いいわね。
気持ちものんびりできそうやね。
でも、冷やさないこと。
それと、規則正しい生活だけは続けておいてね。」
とし子さんは、明るく帰っていかれました。
みなさんも、予防接種や流産のあとなどで避妊しなければいけないことがあるとかもしれません。
そんなときは、神さまからの時間のプレゼントだと割り切って、授かるための体を作ることにがんばってみましょうね。
赤ちゃんが授かって、母子手帳を手にしたら、かかった病気のことや受けた予防接種のことをしっかり記載しておきましょう。
赤ちゃんが大人になってもきっと役に立つはずだから。
記:薬剤師・和学薬膳®博士 森川彰子)
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